<その他のガウディ作品>

ガウディは他にも、いくつも素晴らしい作品を残しています。

ここでは、そんなガウディ建築の魅力を紹介して行きたいと思います。

 

<パルマ大聖堂>

palma

バルセロナから飛行機で30分ほど、地中海に浮かぶマヨルカ島に、ガウディが修復を
手がけた、パルマ大聖堂がある。こちらもサグラダファミリアに負けず劣らず、
堂々とした大聖堂だ。ガウディが手がけたのは、祭壇周りのごく一部だが、
その祭壇がまた、素晴らしい!光り輝く、まばゆいばかりの殿堂なのだ。
中央祭壇の上部、空間に吊り下げられた天蓋が美しい!いくつものランプが吊り下げられ、
背後の大きなステンドグラスから差し込む色とりどりな光と混じって、荘厳で華やかな
印象を見る人に与える........サグラダファミリアの内部も出来上がりが楽しみだが、
ここも一見の価値がある。ぜひ訪れて頂きたい場所だ。

ガウディが改装工事で取り付けた、天蓋に据えられた十字架のイエス。

色鮮やかなステンドグラスを背景に、十字架のイエスが神聖な空気を産み出す。

これはガウディの改装前から付いていたステンドグラスだと思います。

こちらも色鮮やかで美しい!

王冠にMの文字をあしらったエンブレムはマリアの象徴だ。

エデンの園で神が食べてはいけないと言った禁断の実を、

蛇が女に食べるようそそのかしているシーン。木の根元に実を口にした蛇の姿が.......

床に描かれた髑髏のマーク。教会に似つかわしくない気がするのは日本人だけでしょうか?

5つの頭をもつドラゴン。聖歌隊席の手すりに付けられた木彫芸術品です。

素晴らしい出来上がりですが、ガメラvsキングギドラに出て来たような気がするのは私だけ.....?

こちらも珠を飲み込むドラゴン。スペイン人はドラゴン好きです!

これもガウディの作品ではないが、イエスキリストのストーリーを伝える彫刻。

建物の外側にも龍の姿が描かれている。

柱の上にはペガサスの姿が刻まれている。

塔の上の方にはとぼけた獅子?の姿も見られる。

「おお、神よ!」

これもガウディのものではないと思いますが、教会の一番高い所には立体十字の十字架が......

ガウディがお手本としたのかもしれませんね。

教会正面の入り口上部にはこのような飾りが........全てに特別な意味がありそうです。

パルマ大聖堂の正面。

パルマ・デ・マヨルカの全体像。とっても巨大でしっかりとした作りです。

 

 

<ベリャスグアルド>

「眺めの良い場所」を意味するベリャスグアルド。

お城のような建物ですが、ここのステンドグラスが美しい!

ここは、現在も個人住宅として使われており、ある家族が住んでいます。

私は外観を長い事撮影していたら、ここに住む少年に声をかけられ

「中も見たい?」というから「見たい見たい!」と答えると

「入っても良いよ!」ということで、中まで見せて頂きました。

屋上からの眺めは絶景で、遠くサグラダファミリアの鐘塔や地中海まで

見渡せます!まさに、「ベリャスグアルド!!」

beryasugard

入り口ロビーの上部に設けられたステンドグラス、絶品です!!

beryasugard_stendstar.jpg

そのロビーに吊り下げられた照明、こちらも絶品2号!!

beryasugard_lights.jpg

そのロビーから裏に続く廊下への出入り口の扉、こちらも絶品3号!!

beryasugard_stendglass3.jpg

 

<フィンカ・グエルの鉄柵>

躍動する鉄龍、その大口を空いた恐ろしげな表情..........

ニョロッと延びた二枚舌...........鋭く尖った爪、足のうろこなど、

生き生きとしたドラゴンです! 

ギリシア神話のヘスペリデスの園を守る伝説の龍。

ガウディはこうした造作に深い意味を持たせる事が好きなんですね。ww

見事な出来映えです!!

doragon_fence.jpg

門の横に刻まれたデザイン文字。ガウディは好んでこのような丸みを帯びた文字デザインを使っている。

これは鉄を曲げて作るからなのかと思いきや、石彫のサグラダファミリアにも似たようなデザイン文字が

沢山使われている。上の写真は中側から撮影したものなので裏文字になっているが、グエル家のGと何かを

表しているようだ。また、周りのレンガにはトレンカディスの手法で、細い目地の間にタイルのかけらが

埋め込まれているのがよくわかる。日の光の位置で、タイルがキラキラと輝いて見える美しい仕上げだが、

作る職人さんの苦労は大変だったろうと思われる。細かい所にまでこだわり、気を抜かないガウディなら

ではの仕上げだ。

 

<Casa Vicence  〜カサ・ビセンス〜>

ここには可愛いドラゴンがいます。

ちょっととぼけた表情が、メチャクチャ可愛くないですか?

ガウディの龍巡りも面白いですね!

casavicence_dragon.jpg

 

<テレシアノ学院>

キリスト教系の女学校、セント・テレシアノ。

ここの廊下の放物線アーチも見事です!

teresiano_rouka.jpg

放物ラインの重なりが美しいグラデーションを産み出している。

あとここで素晴らしいのが入り口の鉄柵。

ガウディは代々銅板職人だった家系に生まれました。小さい頃から一枚の銅板から鍋や釜を作り出す

親父さんの姿を見て育ったんですね。ガウディ自身も器用に鉄柵の加工等、職人にやってみせた事も

あったそうです。

teresiano_gate.jpg

見事な造形、素晴らしいバランスです。 この鉄柵には

外から見るとハートを射抜く矢があしらわれています。

ガウディのこんな遊び心も、作品を見る楽しさを増幅させます。

teresiano_gate2.jpg

 

 

 

<フィンカ・ミリャ−レスの門>

ミリャーレス邸は現在門しか残っておりませんが、

龍のごとくうねった壁と、門の下に創られた等身大のガウディさんが

一見の価値有りです。

millares_gate.jpg

 

<モンセラットの秘蹟>

奇岩怪石が連なる、カタルーニャの人々の聖地と言われるモンセラットの山々。

ガウディは度々ここを訪れている。この岩の存在感、似ていると思いませんか?

そうです!サグラダファミリアを見上げた時の迫力と存在感にとても似ているのです。

末広がりなこの形といい、色といい...........ガウディはこの山に神の存在を感じ、

それをサグラダファミリアという形で再現したのではないでしょうか?

ガウディがモンセラットの参道に作った秘蹟。ガウディはダイナマイトで巨岩を爆破してこの洞窟のような

穴を作らせたと言う。中にはイエスの棺にもたれかかるマグダラのマリアと、少し離れて悲しみに暮れる

聖母マリア、寄り添う人、背に大きな羽を持つ天使が描かれている。穴の上には、手を広げ天上に昇って行く

イエスとカタルーニャの旗がデザインされたモニュメントが飾られている。

アルファとオメガはこの世の始まりと終わりを現していると言う。

イエスが始まりであり、終わりであると...........

 

そしてこのモンセラットの秘蹟には、ガウディ以外の建築家やアーティストが作った秘蹟も沢山ある。

そのひとつが、ガウディの最大のライバルでもあったドメネク・モンタネールが作った十字架のイエス。

茨のような十字架に、痩せこけたイエスが架けられている。その造形は素晴らしい出来映えだ。

これもガウディ以外の作品だが、こんな所にも二枚舌のドラゴンが........

奇岩モンセラットの山容。一枚岩のような巨大な岩山が連なっている。

モンセラット修道院の外壁に作られたイエスと十二使徒の像。

中心には十字架を片手にイエスの姿が。

それぞれ、各々のアイデンティティを現す斧やX字型十字架やナイフを手にする十二使徒達。

豹の皮を被った女性?

首に蛇を巻く女性。

細かい精緻な彫刻が施された時計台。

内部には黒いマリア像が収められている。巡礼に訪れた人々は、マリアが右手に持つ珠を撫でて

祈りを捧げる。

祭壇に据えられた十字架のイエス像。とてもリアルに作られていて脇腹に残るロンギヌスの槍に突かれた跡が

痛々しい。

聖母戴冠の様子を現すステンドグラス。

キリスト教に於いて、ハトは精霊を現し、三角形は聖三位一体を現している。

これは聖ヨゼフと聖母マリアの婚礼シーン。婚約の指輪を交わす所が描かれている。

照明に取り付けられた天使像。どれも素晴らしい出来上がりだ。

 

<シウタデリャ公園>

シウタデリャ公園はバルセロナの港に近いフランサ駅のすぐ隣にある大きな公園で、

バルセロナ市民の憩いの場所だ。そのほぼ中央に位置する噴水の仕上げに、ガウディも一部

関わったようだ。1875〜1881年と言うから、大学出たての若きガウディがお手伝いをした程度

なのかもしれないが、ここから後のガウディにつながる片鱗が見て取れる。

羽の生えた獅子?

パルマ大聖堂の柱頭のペガサスに似た馬の彫刻。とてもリアルで力強い。

ビーナスの誕生のような彫刻。

天使達の遊ぶ様もリアルだが可愛らしい。

 

落水館の入り口に付けられたトカゲのモニュメント。

これこそ、サグラダファミリアに付けられたサラマンダー等と酷似している。

このほか、入り口の鉄柵の造形や門など、ガウディの仕事と思えるものがいくつも見られる。

ガウディの成長過程を垣間見れる場所だ。

1888年、シウタデリャ公園はバルセロナ万博の会場にも使われた。

 

<ガウディ以外のモデルニズモ建築>

素晴らしいのはガウディだけではありません。

バルセロナの街には至る所に素晴らしい建築が建っています。

そんな一つ、カーサ・アマトリェールのドラゴンを紹介しましょう!

amatriele_dragon.jpg

 

カーサ・バトリョのすぐ左側に建っているカーサ・アマトリェール。

そのロビーにつけられた龍の照明です。

真鍮で造られたドラゴンとステンドグラスの美しさはガウディに負けず劣らず、

奥の文房具屋に入る扉と階段室天井のステンドグラスも必見です!!

amatriele_roofstendglass.jpg

そしてこのカーサ・アマトリェールには、外壁にも素晴らしい数々の彫刻が施されている。

これは、カタルーニャ人達が大好きな守護神、サンジョルディの龍退治の彫刻だ!

龍ののどに槍を突き刺すサンジョルディの勇姿!ガウディだけでなく、いろいろな人がこのテーマで

作品を残している。

こちらは素手で龍と戦う勇者の像。

これはアマトリェールの紋章。

にょろにょろおばけ?がQ〜と!

犬のカメラマン?

 

 

 

 

<フォトジェニック・バルセロナ>

バルセロナの街は、ガウディ建築だけでなく、いっぱい素敵な建築物や彫刻があります。
今日はそんなフォトジェニックなバルセロナをご紹介いたします。
バルセロナを訪れたら、サグラダファミリアだけでなく、街中至る所にある
可愛い彫刻とかも探してみて下さいね!

 

<アグアス・タワー>

ここで一つ、バルセロナの現代建築も紹介しましょう。

aguas_tower.jpg

ガウディの放物線を彷彿させるアグアス・タワーです。

夜な夜な怪しげな光を発光しているオフィスビルです。

バルセロナの建築旅行は楽しい!!