傷だらけのライカタイトル

エピローグ


「傷だらけのライカ」、お楽しみ頂けたでしょうか?

このお話は、私がプラハで手に入れた一台の古いライカから生まれました。
1931年製というその傷だらけのボディを見ていると、草創期のポルシェやフェラーリ、今は伝説と化しているシルバーアローの活躍等、また当時のドイツやヨーロッパの情勢を考えると、ヒットラーの台頭や第二次世界大戦などなど、80年にも及ぶ長きに渡って、20世紀の様々な歴史的出来事を、このカメラはリアルタイムで見て来たのではないかと......、そんな思いからこの小説を書いてみました。
小説というより、私の興味ある近代史トピックスの羅列になってしまいましたが、興味深いストーリーが多々あったのではないでしょうか?これらは、私が読んだいろいろな本や雑誌に書かれていたストーリーや、webで紹介されている記事等を元にまとめました。とても多くの資料を参考にさせて頂いており、全てあげるのは困難なのですが、いくつかご紹介させて頂きたいと思います。更に詳しくお読みになりたい方はぜひご覧になって頂きたいと思います。また、創作部分以外は出来るだけ事実に沿って書こうと努力しました。中には間違った記述もあるかと思いますが、お気付きの点、感想等ございましたらぜひコメントして下さい。

今後、「ライカ三部作」として書いた残りの二編、ベトナム戦争取材でピューリッツァー賞を獲得し、カンボジア内戦取材中にアンブッシュ(ゲリラ攻撃)で命を落としたカメラマン、澤田教一氏について書いた「失われたライカ」や、飛行船ヒンデンブルグ号の大爆発で焼け跡から見つかって、現在ライカ博物館に展示されているボロボロのカメラを元に書いた「焼け爛れたライカ」など、アップしていけたらと考えております。どうぞご期待下さい!

 

<参考図書>

デニス ジェンキンソン, 高斎 正
愛するポルシェとともに

 

折口 透
ポルシェ博士とヒトラー―ハプスブルク家の遺産

 

アルフレート ノイバウア, 橋本 茂春
メルセデス‐ベンツ―RACING HISTORY